儀式(大島渚)

アートシアターギルド(ATG)の創立10周年記念映画として、従来の予算の倍である2000万円の製作資金を得た大島監督が、重厚なセットをスタジオに組み、渾身の力を込めて日本の戦後史の総括に挑戦。強権的で旧態依然とした家父長制度に支配された桜田家なる一族の歴史を、日本国家の近代の歩みと重ね合わせながら象徴的に描き出して、その年のキネマ旬報のベスト・ワンに輝くなど絶賛を博し、彼の中期を代表する傑作の1本となった。主演は河原崎建三。彼が仰ぎ見る従兄に中村敦夫、また彼らの祖父たる佐藤慶の不気味な怪演も見もの。

1971年製作
製作国:日本 / 上映時間:123分
ジャンル:ドラマ

【主題歌】不明

キャスト&スタッフ

監督
大島 渚
脚本
田村 孟、佐々木 守、大島 渚

出演
河原崎建三、賀来敦子、中村敦夫、佐藤慶、小山明子、小松方正、戸浦六宏、渡辺文雄、河原崎しづ江 ほか

ストーリー

「テルミチシス」テルミチ」という奇妙な電報を受け取った満州男は、かつて輝道の恋人だった律子と共に、南方の島へと向かいます。

道中で、偉大な祖父・一臣が支配する桜田一族の歪んだ人間模様を思い出しながら、この電報の意味を考え続ける満州男。

昭和22年。満州男と母キクが満州から引き揚げ、九州の桜田家にたどり着いた日は、日本の前途に絶望して自殺した父・韓一郎の一周忌の日でした。

法事の席に集まった大勢の親戚たち。

母と二人で生き抜こうと決心していた満州男に、祖父は桜田の跡継ぎとなることを命じます。

その後亡くなったキクの通夜の晩に、満州男は叔母の節子から父の遺書を手渡されます。

父と節子が愛しあっていたこと、そしてその愛が祖父によって引き裂かれ、節子は祖父の政治的野望の犠牲になったことを知った満州男は………。

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