霊柩車れいきゅうしゃとは、葬送において遺体を移動させるために用いられる車両。

霊柩車の形態

霊柩車の様式は、おおむね宮型・洋型・バス型・バン型に分類される。

宮型霊柩車

高級乗用車(ベンツ、キャデラックブロアム、リンカーンタウンカー、センチュリー、トヨタ・クラウン等)やピックアップトラック(ハイラックス、ダットサントラック等)を改造して[注 1]、宗教的装飾(主に、神社や神輿寺院を模したもの)のある棺室を設置した霊柩車。棺室は白木のものと漆塗りのものとがある。また、地域的な偏りが大きく、普及しているところとほとんど存在しないところとに分かれる。
霊柩車の棺を収める部分は、壁面や天井部分に極楽浄土を描いたもの、木彫りの蓮の花などが描かれている。もともとのベース車が高額であること、架装に伴う補強がほぼ全て職人の手作業であることからさらに高額となり、新車を購入すると約2,000万円と言われる。

金細工や銅板細工、白木、金箔や漆塗りなど、水気に弱い素材が多く用いられることから、雨天時の葬儀は透明なビニールカバーをかけて運用される。

洋型霊柩車

洋型の特徴として霊柩車仕様の全体的なフォルムは「エステートをランドウトップ化したもの」程度にとどまるが、実際にはエステートよりリアオーバーハングが長くなっておりリアバンパーとフェンダーアーチの間の部分にスペーサーとなるパネルが填められている。ある程度以上の大型の ステーションワゴンや高級乗用車を改造して作られる。荷台部分に取り付けられている装飾は、クラシックカーに見られる、ランドー・ジョイント(幌を開閉・固定する金具)を模しているキャビンやリアオーバーハングをストレッチして車体を延長している場合が多く、「リムジン型」と呼ばれることも多い。

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