火葬船(かそうせん)は、船内に葬儀斎場や控え室、火葬炉など、火葬場の設備を搭載した船舶です。

また火葬船には、火葬場不足の解決・建設コストの削減、火葬施設が余った時は、解体やリサイクルが可能などの利点もある。火葬場の暗いイメージを払拭、新たな葬送スタイルの提案など、多くの可能性が秘められています。=葬斎・火葬船

火葬船構想の背景とは

日本はいま、慢性的な火葬場・火葬炉不足に陥ろうとしています。ここ数年の各都市の火葬炉稼働率を算出すると、どの都市も90~100%と、火葬炉がフル稼働していることがわかります。特に大都市では、火葬炉をフル稼働させても対応が追いつかず、5~10日待たされることもあり、火葬場不足は深刻化しつつあります。日本の年間死亡者数は、団塊世代が平均寿命を迎える2030年代にピークに達し、その数は現在の約1.5倍になると予測されていて、今後、火葬場の新設が必要不可欠になります。

火葬場不足解決のために火葬場を建設すればいいのですが、ここで新たな問題が発生します。

【火葬場の新設が困難】

火葬場は、地域社会にとって欠かせない施設で、その公共性・重要性は年々増大しています。
ですがいまだ多くの人々の心には、死者に対する畏怖感、不浄感が深く根付いていて、火葬場の存在を嫌う傾向にあります。
また、近年の火葬場は衛生的で環境に配慮した施設ばかりですが、それでも、臭気や煤煙の発生源となっていた昔の火葬場の「迷惑施設」というイメージを払拭できていません。
そのため、火葬場は周辺環境に不調和な施設として、近隣住民から敬遠され、嫌悪感を持たれてしまい、火葬場の新設はおろか、火葬場建設用地の確保すら困難を極めているのが現状です。

【火葬船による解決】

火葬場の建設が困難という問題は、火葬船で解決することができます。
火葬船は海上で運営するため、火葬場建設用地を確保する必要がありません。
よって、火葬場建設の際に起こる近隣住民とのトラブルの発生もおさえることができます。

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