会葬礼状(かいそうれいじょう)とは、通夜・葬儀の際、告別式に会葬してくれた人に対して手渡す礼状のこと。一般的には、清め塩と会葬返礼品(お茶、タオル等)を会葬御礼として一緒に渡す。

葬儀の場合

拝啓 亡祖母 ○○○○儀 葬儀に際しましては
ご多忙中のところわざわざご会葬を賜り(たまわり)
ご芳情のほど誠に有り難く厚くお礼申し上げます
早速拝趨(はいすう)の上お礼申し上げるべきところ
略儀ながら書中を持ちましてお礼申し上げます            敬具

葬儀に参列されなかった方から香典、供花、供物をいただいた場合は、次の例文を参考に「お礼状」として送りましょう。

拝啓 このたびは 亡祖母 ○○○○儀 葬儀に際しまして
ご多忙中にもかかわらずご鄭重なる御厚志を賜り心より厚くお礼申し上げます
おかげさまで葬儀を滞りなく済ませることができました
茲(ここ)に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに
今後も変わらぬご厚誼(こうぎ)を賜りますようお願い申し上げます
略儀ながら書中を持ちましてお礼申し上げます            敬具

■社葬の場合

拝啓 弊社社長 故○○○○儀 葬儀に際しましては
ご多忙中にもかかわらずわざわざ会葬を賜り且つ
ご鄭重(ていちょう)なる御厚志を賜り有り難く厚くお礼申し上げます
早速拝趨の上お礼申し上げるべきところ
略儀ながら書中を持ちましてお礼申し上げます            敬具

社外の方から弔電を頂戴した場合は、次の例文を参考に「お礼状」を送りましょう。

拝啓 このたびは弊社 代表取締役会長 故○○○○儀 葬儀に際しまして
ご多忙中にもかかわらずご丁重な弔電を賜り厚く御礼申し上げます
おかげさまで葬儀告別式は滞りなく済ませることができました
茲に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに
今後も変わらぬご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
早速拝眉(はいび)の上お礼申し上げるのが本意ではございますが
略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます     敬具

会葬礼状の書き方についての補足

・全体の流れとしては、故人の名前、お礼の言葉、略儀であることを示す、差出人という順番になる
・会葬礼状の中では、原則として句読点を使用しない
・故人の名前は「亡○○ ○○○○儀」と書く場合と、
 「亡○○ 故○○○○儀」と書く場合の2種類があるが、どちらを使用しても構わない
・拝啓・敬具は、両方入れるかあるいは両方無しのどちらかにする

会葬礼状に句読点がない理由

会葬礼状の文中では、句読点の「、」や「。」は用いません。なぜ会葬礼状に句読点を用いないのかについては、おおむね以下の3つの説があります。

  1. もともと書状は毛筆で書かれていました。
    毛筆の書状には近世まで「、」や「。」を用いていませんでした。
    だから会葬礼状にも「、」「。」は用いないのが正式、という説。
  2. 葬儀や法事がとどこおりなく流れますようにという意味や、つつがなく終わりましたということをこめて、文章が途切れるような「、」「。」は用いません。
    冠婚葬祭に関する案内状や挨拶状全般も式や行事が滞りなく流れるように、「、」「。」は用いません、という説。
  3. 「、」や「。」は読む人が読みやすいようにつけられたものであり、読み手の補助をするものと考えられます。あらかじめ句読点をつけた書状を送るのは読む力を充分に具えた相手に対して失礼であるという、読み手に対する敬意から「、」「。」はつけない、という説。

五十音順

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