一如(いちにょ)とは、絶対的に同一である真実の姿、という意味の仏教用語です。

「一」は絶対唯一、「如」は真如・如同の意で、一異の差別なく平等であることをいう。世間における一切の事物・現象には実相(真実の姿)があり、普遍的に不二同一であることをいう。平たく読めば「一つの如し」となる。一でありつつそれは異なるが、異なりつつもそれはそれは一であるという、真如を弁証法的に表現した語です。

もとは老荘思想(ろうそうしそう)の概念であり、万物を生成し存在している真実の相、またその差別相を超越した存在義を意味する。のちに、本来の仏教用語から派生し、剣禅一如などとも転用されるようになった。

老荘思想(ろうそうしそう)について

老荘思想(ろうそうしそう)は、中国で生まれた思想。道家の大家である老子と荘子を合わせてこう呼ぶ。道家の中心思想としてとりわけ魏晋南北朝時代に取りあげられた。

老荘思想が最上の物とするのは「道」である。道は天と同義で使われる場合もあり、また天よりも上位にある物として使われる場合もある。「道」には様々な解釈があり、道家の名は「道」に基づく。

『老子』『荘子』『周易』は三玄と呼ばれ、これをもとにした学問は玄学と呼ばれた。玄学は魏の王弼・何晏、西晋の郭象らが創始した。

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