旧暦十一月二十三日夜に訪れるとされる大師様(智者大師・弘法大師・元三がんさん大師)を迎えるために小豆粥あずきがゆや団子を供える行事。

東北、北陸、中部や山陰地方など広域に伝承されている。ことに日本海沿岸地域では顕著で、講と称するが家の祭りである。この日はかならず雪が降るといい、大師様の足が片方であるとか、大師様のために畑の作物を盗む老女の足跡を隠すとかということで、デンボカクシ、アトカクシユキなどとよばれている。また大師様は子だくさんで長いはしで団子を刺して食べさせるなどという伝承や、片方の足の不自由を表しているという話を伴って、長短2本の箸を小豆粥や団子などの供え物に添える。片方の足や目が不自由だとか、人々の前に出現するときに雪や風など天候が荒れるというのは、日本の神のイメージとして古くから伝承されている一つのパターンである。大師とは宝来神であり豊穣ほうじょうをもたらす神とされています。

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